放浪記番外編 ガンジャ(大麻)とLSDの話
前書き

                                  
                         

 このところ何かにつけて”カウンターカルチャー”という言葉を出してきたが、この世界にどっぷりつかり影響を受けた20代前半を思い起こすのには避けて通れないのがガンジャ(大麻)やLSDなど知覚の扉を開くといわれる意識を変性させるものについてだ。インド世界を放浪するもの、いや世界を旅する者たちの間ではガンジャやLSDのトリップは非日常の世界に跳躍し人間の精神の深みと宇宙の謎を垣間見ることのできるものとして知られていた。旅に出た私も当然それらに深く関わることとなった。これから書くことは日常の意識では説明が難しいのだが、私がホームページおよびブログで自己表現していくなかで避けて通れない部分なので敢えて書くことにした。

 人生は常に片道切符である。そしてガンジャ道やLSDの世界に関わることは未知の領域に踏み込むことになり果てしない探求を強いるハードな片道切符である。法律がどうというのではない。”トリップ”を経験してしまい人間の意識・精神の深みや謎に行き当たる時そこから逃げ出したりもといた地点へ帰ろうという試みはできなくなるのだ。もっともそれらをやらなくとも人生は片道切符である。人生のトリップもガンジャやLSDのトリップもつまるところは同じ道に繋がるのである。しかし何が違うかというと、それは日常では知覚できないものを知覚し、察知し、洞察し、時にはインスタントの悟りを得ることになる。それはこれまですべてだと思っていた日常にそれ以外の世界があるという小さな亀裂を生じさせる。そしてその亀裂は大きくなり、そこから新しい価値観が押し寄せてくる。

 果たして私の経験と知人たちの経験を書き表すことができるのかということとどうまとめるのかを今の段階であまり考えていない。とりあえずは私の経験をハイトリップもバッドトリップも書いておこうと思う。特にバッドトリップについては謎が多くその謎を追求して戦っていくことがこの道のひとつの課題である。

 まずはいくつかの編に分けて書いてみようと思う。

放浪記番外編 ガンジャとLSDの話 Laughing Buddha ハイトリップ

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